【沖縄だより】ホーリネス・那覇教会献堂

10年もの祈りが積まれた日本ホーリネス教団那覇教会の新会堂が完成した。鉄筋コンクリート3階建。レトロモダンな雰囲気の白い気品ある会堂だ。新会堂のテーマは「聖泉」。「父なる神と地域に仕える教会になりたい」と1月に行われた献堂式で共に祈りを捧げた。
旧会堂は築60年。老朽化の上に、車移動が主体の沖縄で駐車場が狭すぎた。10年前東京から赴任後、すぐに新会堂建築に取り組むことになった荒井道夫、なを子牧師夫妻は、一から信頼関係を築きながらの歩みとなった。
設計はクリスチャン建築家で教会建築の実績がある大浜設計室、丸元建設の施工に決まった。懸案だった駐車場を1階に設けて、約25台駐車可能になった。青いステンドグラスが美しい2階礼拝堂。3階は青少年の礼拝のほか、多目的に使えるスペースで、地域の用途に開放する予定だ。
荒井牧師夫妻と教会員の苦労を共にした10年は、固い信頼を築いた年月となった。沖縄の青い空に新会堂が映える。