8月2日号紙面:【視覚障がい者特集】関西盲人宣教会Zoomで交流会呼びかけ 信徒による視覚障がい者伝道48年
【視覚障がい者特集】関西盲人宣教会Zoomで交流会呼びかけ 信徒による視覚障がい者伝道48年
関西盲人宣教会(関盲宣)は、マルコ16章15節「全世界に出て行き、すべての造られたものに福音を宣べ伝えなさい」のみことばを掲げて、1972年に発足した超教派の宣教団体だ。
発端は太平洋放送協会(PBA)の視覚障がい者向け番組「めぐみの声」の前身である「ごいっしょしましょう」のリスナーの交流会。「このまま(解散)ではもったいない」と上がった声に応え、関西一円の視覚障がい者・晴眼者信徒による伝道と交流を目的とする関盲宣が設立された。
発足当時から顧問を牧師に依頼、当時番組を担当していた、自身も視覚障がい者である影山範文牧師らが協力した。神戸フィラデルフィア教会の故大嶋常治牧師も発足時から支援した一人。「関西盲人宣教会」の名付け親でもあり、現在も同教会内に事務所を置く。
活動は夏の伝道キャンプ、秋の修養会、点字トラクトの配布、機関紙の発行や求道者向けの伝道ツールや聖書講座の紹介等、幅広い世代に向けた内容だ。スタッフの片山清美さんは、時代と共に視覚障がい者の情況も変わり、現在は中途失明の人の増加で点字を読めない人も多いと語る。そういう人々の助けとなるのが、近年急速に発達した情報機器だ。音声で作動するパソコンやスマホの普及の恩恵は大きい。点字文書ではなくCDを送付することも多くなった。
今年は新型コロナウイルス感染拡大のため、毎年8月に開催しているサマーバイブルキャンプを中止した。関盲宣の夏のキャンプは、、、、、、、、