教会の成長を聞くとモチベーション 本屋の存在意義14 ▽ゴスペル・ライト・ストア

キリスト教書店の課題とは何か。その存在意義について連載で考えている。キリスト教書店は、教会の教勢や出版状況の変化に大きな影響を受ける現状がある。教会と一体となった取り組み、インターネットの活用に積極的な書店は、コロナ禍をどう過ごし、これからを見据えているか。

教会併設を生かして書店を展開

大阪府南部のベッドタウン和泉市。駅から十数分の住宅街を抜け、高速道路沿いの小高い丘に、「Kingdom Kids」のカラフルな看板を掲げたロッジ風の建物がある。日本フォースクエア福音教団ジーザス・カフェ・ハウスだ。
リラックスできるカフェのような雰囲気の中、日英バイリンガルの礼拝を捧げている。インターナショナル幼稚園やキッズイベント、カフェなどの働きがある中で、その一角を占めるのが、キリスト教書、グッズ専門店合資会社ゴスペル・ライト・ストア(Shttp://www.gospel-light.info/)だ。代表の桃井亮さんは、同教会の牧師でもある。教会併設の利点を生かし、ゲストメッセンジャーやセミナー、音楽ゲストなどが来るときに販売促進をすることができるのが同書店の特徴だ。

ネット通販が年々伸びている

「弊社は、スタートして約20年ですが、立地的にも人が立ち寄ることは難しいので、ネット通販に力を入れてきました」と言う。徐々に売り上げは伸び、、、、、、

2020年8月9日号掲載記事

▽ゴスペル・ライト・ストア
桃井さんおすすめの書籍

 『新しい一人の人~キリストのからだにおけるユダヤ人と異邦人の和解~』(アリエル・ローレンス・ブルーメンソール著、One New Men 翻訳チーム訳、ゴスペルライト出版、2千200円税込)は、2020年度のキリスト教書店大賞にノミネートされた本です。日本で救われたユダヤ人の処女作。ユダヤ人と異邦人の隔ての壁、人の持つ罪について新しい視点で考えることができます。神学的な観点からも考えさせられる深い本です。


 『ワーシップ ~礼拝の神髄~』(ジャック・ヘイフォード著、久保田文吾訳、ゴスペルライト出版、千320円税込)は、「礼拝とは、何か?」という根本をわかりやすく取り扱った本。生き方と礼拝の結びつきを理解でき、学びにも使えるベストセラーです。