ロングライフの老人ホームでオープンフェスタ開催  寝屋川市に「フィレンツェの丘」誕生

ロングライフタウン寝屋川公園

全国に有料老人ホームを展開する日本ロングライフ株式会社の住宅型有料老人ホーム「ロングライフタウン寝屋川公園~フィレンツェの丘~」(大阪府寝屋川市)が、今春オープンした。9千㎡もの敷地にイタリア・フィレンツェをテーマにしたコテージ風の街並みが広がる、まさに小さな「タウン」の誕生だ。センター棟には「チャオパルコ」と名付けられた、カフェや食パン専門店、クリニックや薬局が入った商業スペースを擁し、今後地域の人々に活用してもらいたいと、新型コロナウィルス感染拡大で延期していたオープンフェスタを8月21、22日に開催した。コンサートや落語、ゲストを迎えたトークショーなど盛りだくさんのイベントをたくさんの人々が楽しんでいた。
傾斜地を利用した敷地に連なる黄色や赤を多用した明るい居住棟を縫って、散歩を楽しめるガーデンロードが続く。頂上のレストラン棟からは大阪市街のビル群まで一望できる。

将棋指導する加藤九段

同社は桜井ひろみ社長を中心に「もはや老人ホームという名では人は心動かされない」と、セカンドライフ世代が自分らしく生き生きと暮らせる住まい作りを提案し続けている。同施設は住む人が楽しめる華やかさがあり、地域の人々も自由に楽しめるスペースもある、リゾートホテルのような空間が実現した。
22日のイベントでは棋士の加藤一二三九段によるトークショーとミニ将棋教室が開かれた。20日に藤井聡太棋聖が史上最年少で王位戦2冠を達成したことにも触れ、藤井さんのデビュー戦で対戦した加藤さんは「この少年棋士はよく相手を研究してきてるな」と感じた、と振り返った。
60年以上棋士として戦い続けた加藤さんは「大きな勝負の前日は2時間くらい研究して、あとは音楽を聴き、聖書を読んで準備をしていました」と、カトリック信者の一面を見せた。将棋教室では、子ども連れの家族に熱心にアドバイスしていた。
この日は同社社員でもあるテコンドーのシドニー五輪銅メダリスト岡本依子さんによるテコンドー教室も開催して人気を集めた。参加者から「1日楽しめました」という声が上がっていた。
問い合わせは日本ロングライフお客様相談室フリーダイヤルTel0120・550・294。