食べること、飲むことの改革地球環境問題と人の生き方 環境と教会を考える⑨ 寄稿・住田裕

聖書と祈りを土台に、環境問題への警鐘を鳴らす全世界規模のキャンペーン「創造の季節」(Season of Creation、https://seasonofcreation.org/)が10月4日まで続く(3面に関連記事)。環境意識や持続可能性のテーマに日本の教会でどう取り組めるか。今回からは「『福音に生きる持続可能な社会』をめざすコンソーシアム」代表の住田裕さん(日本長老教会幡ケ谷キリスト教会牧師、住田環境技術士事務所代表)が寄稿する。
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「福音に生きる持続可能な社会」をめざすコンソーシアムは、キリスト信仰を基とした各教会、団体、組織、個人(クリスチャン)等が、共に福音に生き、証しすることを目的として、協同するものです。地球環境問題が深刻になるに伴い、私たちは「聖書的環境問題研究会」を立ち上げ、意見交換を行ってきました。
次に、2009年第5回日本伝道会議(札幌)でプロジェクト「環境」をテーマに地球環境問題について発表してきました。以後、東日本大震災(福島第二原子力発電所甚大事故)を挟み、16年第6回伝道会議(神戸)で、「環境(持続可能な社会の構築)」のもとにプロジェクトと分科会を行いました。ここでのメンバーを中心に16年12月に、「『福音に生きる持続可能な社会』をめざす環境コンソーシアム(連合協同体)」(http://creationc are.mystrikingly.com/)を立ち上げ、聖書的基盤に立ち地球環境問題への理解や活動を行ってきています。
現代社会における神話の一つに「物質的な豊かさが人を幸福にする」があります。人間中心主義です。人を含めた被造物世界は神の前にあることが祝福なのです。、、、、、、

2020年9月20日号掲載記事