世界に向かう「海に臨む神学校」

世界に向かう「海に臨む神学校」 関西聖書神学校新校舎奉献式

マルコ(左)と聖泉館

関西聖書神学校新校舎建築の第1期工事が完成し、11月9日に新校舎奉献式が行われた。新型コロナウイルス感染拡大を考慮して参加者を制限し、ネットの同時配信でも喜びを共にした。
クリーム色の壁、オレンジ色の屋根の優しい色彩が塩屋の山に映える。1930年以来ここで愛された「塩屋の神学校」の新しいキャンパスは5つの棟から構成され、各棟新約聖書の福音書から名付けられている。
南側2棟は校務・男子寮のマルコと礼拝堂ヨハネ。マルコ1階の奥、回廊を渡ると礼拝堂がある。天井と壁に塗られた群青色の漆喰(しっくい)が、柔らかな採光に美しく浮かび上がる。まるで古い洞窟の修道院のような静けさに満ちた空間だ。
北側3棟は食堂棟マタイと女子寮聖泉館と教職員住宅。聖泉館の名は創立の精神と伝統を引き継いだものだ。食堂は100人以上の集会ができる部屋。奉献式もここで行われた。
新校舎はネット環境を充実させている。今年コロナ禍でオンライン授業を余儀なくされたが、これが遠隔地での学びの可能性を広げるきっかけになった。これから「ルカ」の名を冠した講堂・教室棟の完成が待たれる。
鎌野直人校長の司式で進められた奉献式で「90年間そうであったように、ここを用いてください」と、祈りが捧げられた。ゼカリヤ書4章1~14節の朗読の後、小菅剛理事長が「ただ、わたしの霊によって」と題して説教した。

礼拝堂ヨハネ

「このみことばは塩屋のモットー。神様は良き設計者、工事関係者、アドバイザーを与えてくださり、国内外から支えていただきました。私たちは目で見てわからないことがありますが、主よ、あなたはご存じですという信仰でここまで来ることができました」
設計の株式会社藤木隆男建築研究所、施工した株式会社山田工務店、旧校舎解体を請け負った有限会社藍和への記念品授与があった。祝辞に立った藤木さんは「建築のタイトルは『海に臨む神学校』。海と空と地域と世界に向かって建つ、学びと暮らしと祈りのスペースの実現のために多くの困難を乗り越えてきました。今後講堂の完成によって神学校のメッセージをさらに鮮明に発信し始めると信じています」と、語った。

マルコ(左)と聖泉館

関西聖書神学校新校舎建築の第1期工事が完成し、11月9日に新校舎奉献式が行われた。新型コロナウイルス感染拡大を考慮して参加者を制限し、ネットの同時配信でも喜びを共にした。
クリーム色の壁、オレンジ色の屋根の優しい色彩が塩屋の山に映える。1930年以来ここで愛された「塩屋の神学校」の新しいキャンパスは5つの棟から構成され、各棟新約聖書の福音書から名付けられている。
南側2棟は校務・男子寮のマルコと礼拝堂ヨハネ。マルコ1階の奥、回廊を渡ると礼拝堂がある。天井と壁に塗られた群青色の漆喰(しっくい)が、柔らかな採光に美しく浮かび上がる。まるで古い洞窟の修道院のような静けさに満ちた空間だ。
北側3棟は食堂棟マタイと女子寮聖泉館と教職員住宅。聖泉館の名は創立の精神と伝統を引き継いだものだ。食堂は100人以上の集会ができる部屋。奉献式もここで行われた。
新校舎はネット環境を充実させている。今年コロナ禍でオンライン授業を余儀なくされたが、これが遠隔地での学びの可能性を広げるきっかけになった。これから「ルカ」の名を冠した講堂・教室棟の完成が待たれる。
鎌野直人校長の司式で進められた奉献式で「90年間そうであったように、ここを用いてください」と、祈りが捧げられた。ゼカリヤ書4章1~14節の朗読の後、小菅剛理事長が「ただ、わたしの霊によって」と題して説教した。

礼拝堂ヨハネ

「このみことばは塩屋のモットー。神様は良き設計者、工事関係者、アドバイザーを与えてくださり、国内外から支えていただきました。私たちは目で見てわからないことがありますが、主よ、あなたはご存じですという信仰でここまで来ることができました」
設計の株式会社藤木隆男建築研究所、施工した株式会社山田工務店、旧校舎解体を請け負った有限会社藍和への記念品授与があった。祝辞に立った藤木さんは「建築のタイトルは『海に臨む神学校』。海と空と地域と世界に向かって建つ、学びと暮らしと祈りのスペースの実現のために多くの困難を乗り越えてきました。今後講堂の完成によって神学校のメッセージをさらに鮮明に発信し始めると信じています」と、語った。