【神学校特集】より多く祈りの時間を持つことへ キリスト聖書神学校学生部長 大庭貴宣

主の御名を賛美いたします。コロナ禍を歩む教会、各神学校に主の導きがありますように、お祈りいたします。
キリスト聖書神学校(以下CBS)は、新型コロナ・ウイルス感染を避けるため、2020年4月からすべて講義をZoomでのオンラインで行うことを決めました。常勤の教員だけではなく、協力教員の先生の協力があり、今日まで講義を続けることができていることを主に感謝いたします。
CBSではZoom講義に変更したことに加えて、新しく四つのことを始めました。
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一つ目は、Zoomでチャペルを行うことです。神学校は、神学生に神学を教えるだけではなく、霊的な成長を支えることも目的としています。つまり神学校は、神学生にとって、ただの学びの場ではありません。教授陣たちと語らう場でもあり、信仰の友と時間を過ごす場でもあります。けれども新型コロナ・ウイルスにより、実際に集まり、祈り、交わりのときを持つことが難しくなりました。
そこで、私たちはチャペルのやり方を変更しました。それまでのチャペルは二週間に一度でしたが、9月から毎週木曜日の午前11時からの1時間、Zoomでのチャペルを始めました。以前のチャペルでは、教授陣や地域教会の先生から説教をしていただくことを主なることとしていましたが、9月からのチャペルでは、コロナ禍のなかで「今、不安に思っていることは何か」など、教授陣と神学生が共に分かち合い、御言葉を読み、祈る時間を持つように変更しました。神学生の中には、留学生もいます。家族に会うこともできず、教会もオンライン礼拝となり、孤独を抱える神学生もいました。直接に会い、励ますことはできませんが、毎週のチャペルの時間を通して、一人ではなく主にある友が与えられていることを再確認するときとなりました。
二つ目は、土曜神学校を行ったことです。これは土曜日の午前中にZoomでの無料の講義を行う、、、、、

2021年1月3・10日号掲載記事