【2・11特集】現代も凡庸な悪魔が横行闊歩 第32回信教の自由セミナーで児玉氏

日本福音同盟(JEA)社会委員会は、「第32回 信教の自由セミナー」を動画収録し、3月末までYouTubeで公開している(Shttps://jeanet.org/)=写真下=。テーマは「コロナ禍に忍び寄る『凡庸』という名の悪魔」。児玉智継氏(同委員会委員、JECA・布佐キリスト教会牧師)が講演した。
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児玉氏は「今般のコロナ禍において、信教の自由(公権力の介入という意味で)が脅かされるようなことはなかったと思う。だがコロナ禍によってもたらされた例外状態において、全体主義の足音が聞こえてきたようにも思う」と語った。
ここで言う「全体主義」とは、「一人に権力が集中する独裁主義ではなく、その国家、社会を構成するほぼ全員が一つの思想を強く信奉し、同じ生活・行動パターンになる」ことと説明。この全体主義的な現象がやがて信教の自由を脅かすと危惧した。
具体的には「自粛警察」や「マスク警察」に見られるような「同調圧力」の問題だ。このようなものに「抵抗するために有効と思われる手段」として、政治哲学者であるハンナ・アーレントの著作『エルサレムのアイヒマン~悪の陳腐さについての報告~』の内容を、、、、、、、

(この後、現在のコロナ禍の状況との類似に言及します。2021年2月7日号掲載記事