「平和のために民主主義の道を」国民、国軍、NLD、国際社会へ ヤンゴン大司教ボ枢機卿のメッセージ
ミャンマー国軍のクーデターに際して、キリスト教会関係者からも様々な声明(ミャンマー・バプテスト連盟の声明ほか)が発表されている。
カトリック東京大司教区では、ミャンマーのヤンゴン大司教チャールズ・マウン・ボ枢機卿のメッセージ(2月3日)を4日に同サイトで翻訳紹介した。同教区では1979年からミャンマーの教会と交流がある。
同メッセージは、ミャンマー国民、ミャンマー国軍および将軍、アウンサンスーチー氏、ウィンミン大統領、国際社会へ向けてメッセージを寄せる。
国民に対しては、暴力の犠牲にならず、また非暴力の手段を勧め、コロナ禍に対応する医療従事者を励ました。
国軍に向けては、国軍がかつて民主主義を約束したことを確認し、今回の国軍による「衝撃的な行動」を批判。国民民主連盟(NLD)の代表者らの解放を求めた。
NLDの指導者に向けては、祈りと解放への働きかけを約束し、特にアウンサンスーチー氏に向けては、「あなたの窮状に思いを致し、あなたが再びあなたの民の中を歩き、彼らを元気づける日が来ることを祈ります」と励まし、対話のために、他者の声に耳を傾けることを勧めた。
国際社会へ向けては、ミャンマーへの関心を感謝し、「制裁は経済を崩壊させ、何百万人もの人々を貧困に陥れるリスク」があるとし、「当事者たちを和解させることが唯一の道」と勧めた。
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