国軍による突然の「クーデター」とそれに対する市民の抗議活動で混迷を極めるミャンマー。キリスト教会関係でも様々な声が上がったが、同国にあるバプテスト系神学校、ミャンマー神学研究所(Myanmar Institute of Theology,1927年創立)は、ミャンマー・バプテスト連盟の声明(2月5日)を受けて、独自の声明を6日に発表した。同フェイスブックページなどで公開している。

以下は、クリスチャン新聞編集部訳。

ミャンマー神学研究所の声明

ミャンマー神学研究所が所属するミャンマー・バプテスト連盟が発表した公式声明に基づき

ミャンマー神学研究所はここに次の声明を発表します。

1.私たちの学校のテーマ「正義と平和のための連帯」にあるように、ミャンマー神学研究所は、聖書に書かれている神のいのちのことばの光の中で、正義と平和を、常に尊重し、支持し、教え、実践する神学研究所です。

2.私たちは、ミャンマーの人々の側にしっかりと立ちます。彼らは、イエスキリストの道である、正義と平和が広く行われることに対する自らの意思と、誠実な願いを、この国において自由に表明してきました。

3.私たちは、軍事政権の、すべての不当で、強制的で、抑圧的で、権威主義的な行動を非難します。その行動は人々の力を制御することにつながり、ミャンマーの大多数の人々の意志に反します。

4.私たちは、ウィンミン大統領とアウンサンスーチー国家顧問を含むすべての拘留された民間人および指導者たちをただちに解放することを強く要請します。

5.私たちは市民的不服従を積極的に支援し参加します。私たちの国における正義、平和、和解、人間の尊厳、人権、そして自由を促進するために非暴力的な方法で行われる、ミャンマーの人々のあらゆる運動を支援し参加します。

ミャンマー神学研究所

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