日韓会場をネットで結び同時ライブ放送 悔い改め、一致し、共に祈る ラブ・ソナタ映像日韓合同祈祷会 一つの祈り

ラブ・ソナタ日韓合同祈祷ネットワーク主催による「ラブ・ソナタ映像日韓合同祈祷会 一つの祈り」が3月16~18日、開催された。同祈祷会は2019年から毎年行われてきたが、今年はオンヌリ教会(韓国ソウル市)と東京オンヌリキリスト教会(東京・新宿区)の二つの会場をネットで結び、日韓同時ライブ放送という形で実現。会場に足を運んだり、YouTubeやZoomによるライブ配信を通して人々は祈祷会に参加した。【中田 朗】

連日、1万人以上が会場で、ネットを通じて祈りをささげた

ラブ・ソナタ日韓合同祈祷ネットワークは、オンヌリ教会と日本教会との協力で各地で行ってきた文化伝道イベント「ラブ・ソナタ」を通して結び合わされた日韓の牧師、信徒らによるネットワーク。日韓関係が悪化の一途をたどる中、「こういう時にこそ日韓の教会は一つになって祈ろう」と、2019年に第1回が行われた。今回は第2回目。
初日は、韓国のオンヌリ教会の会場から同時中継。ソン・ソルナム(フルート奏者)がフルート演奏、キム・ヨンミ(ソプラノ歌手)、ベー・チェチョル(テノール歌手)が賛美。ワーシップソングは日本語でささげられた。
メッセージは、イ・ジェフン氏(オンヌリ教会主任牧師)が「悔い改め」をテーマに語った。ヨブ記からヨブの苦難を取り上げ、「ヨブは義人だったが、暗闇という試練を通して、自分の中に悔い改めるべきことがあるのに気づいた。義人さえも悔い改めるべきことがあるのなら、私たちにはどれほど悔い改めるべきことがあるだろうか。このコロナ禍という試練の中で、自身の傲慢の罪を悔い改め、苦難の中で働かれる神様を見上げる期間としましょう」と語りかけた。

東京オンヌリキリスト教会で

2日目と3日目は、東京オンヌリキリスト教会の会場から同時中継。賛美チーム「THIRD PLACE WORSHIP」が賛美リードし、長沢崇史氏(カナンプレイズチャーチ牧師)が映像を通じて特別賛美を届けた。
2日目は、清水昭三氏(FKK・高石聖書教会牧師)がマラキ4章2節から「癒しと回復」をテーマに、映像を通じてメッセージ。「マラキは暗黒の時代を生きたが、その暗黒の中で、義の太陽のような、その翼には癒やしがあり、牛舎の牛のように飛び跳ねるような喜びをイエス様が与えてくださる、という恵みを語っている。そして、いちばん大切な言葉は『わたしの名を恐れる者には』。たとい暗黒と思われても、周囲が不安定であったとしても、変わることのないイエス様を貴び、信頼し、見上げるならば、主は守ってくださる」と語った。
3日目は、中出牧夫氏(熊本ナザレン教会牧師)がヨハネ15章9~12節から「一致とリバイバル」をテーマに、映像を通してメッセージ。「人は神様の栄光を表すため創造された。だがアダムとエバが罪を犯して以来、愛の関係が失われ、悪が増大していった。しかし、神様はもう一度、アダムとエバが失った栄光を取り戻そうとしてくださる。リバイバルは、神の愛、キリストの中に留まり続けることから始まる。教団教派を超え、国を超えて祈ることこそリバイバルそのもの。今は試練の時だが、神様はこの時に私たちを練り鍛えてくださっている。キリストにあって一つとされ、リバイバルの炎を燃え続けさせよう」と語った。
同祈祷会には連日、オンライン参加も含めて1万人以上が祈りに参加。「福音の力により、両国民にイエス様の十字架の御前で悔い改めと和解の御業が起こるように」「過去の罪により傷ついた人々が、イエス様と主の教会によって癒やされるように」、「すべての分野で、両国がキリストの愛で一つになって、アジアの平和に貢献できるように」、「新型コロナウイルスの影響による危機の中で、両国の教会がキリストにあって一致し、共に祈っていくことができるように」「この世界的危機の中で、両国の間にお互いを敬う心によって、愛の奇跡が起こりますように」など、、悔い改め、癒しと回復、一致とリバイバルの祈りが捧げられた。

イ・ジェフン氏
清水昭三氏