Tリーガー英田理志選手の父、恭司さん講演 「卓球は神様からの賜物、人生の一部」第1回JiSP卓球ウェビナー

日本国際スポーツパートナーシップ(JiSP)主催の「第1回JiSP卓球ウェビナー」が3月9日、オンラインで開催。当日はプロ卓球選手(Tリーガー)でT.T彩たま所属の英田理志の父、英田(あいだ)恭司さんが「私の卓球道」と題して講演した。
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66歳の英田さんは現在、静岡県藤枝市内で卓球の個人レッスンをしたり、小中学校、高校に指導のため出かけている。今年の4月からは藤枝卓球スポーツクラブ・アイダスの代表を引き受けることになっている。
島根県松江市出身。中学から卓球を始め、以後10年間、卓球漬けの日々を送る。戦型は、相手の攻撃をバックスピンをかけて打ち返すカット主戦型(カットマン)だ。
高校3年生の時には島根県の国体ジュニア代表にも選ばれた。卓球推薦で福岡大学体育学部に進学したが、2年生の時に信仰を持った。英田さんは当時をこう振り返る。「私は卓球をするために大学に行ったが、競技日程の中では聖日を優先した。しばらくして、『信仰のために卓球を捨てなければならない』と思い、キャプテンに退部を申し出たが、『信仰も分かるが、卓球を人生の一部として持ったらいいじゃないか』と言われた。その時から、卓球は神様からの賜物だから、人生の一部として生きていこうと決断した。そのおかげで今まで卓球を続けることができた」

英田恭司さん(左)と理志さん

息子の理志さんも、英田さんの信仰と卓球をそのまま受け継いだ。戦型もカットマンだ。「息子は小学校6年生の時から本格的に始めた。中学3年生の時、予選会が聖日に組まれたが、当日は卓球会場ではなく教会の椅子に座っていた。だが高校2年生時、『全国大会に出たい』と言ったので、祈りながら出した結論は、『神に従うことを優先するが、神の賜物(卓球)をもって、聖日に試合をすることも神様のため』だった、、、、、、

(この後、現役Tリーガーの理志さんも登場します。2021年4月11日号掲載記事