3・11記念 アッセンブリー教団 「祈りと宣教による復興と前進」開催

日本アッセンブリーズ・オブ・ゴッド教団(AOG)は「オンライン東日本大震災10年記念特別祈祷集会 祈りと宣教による復興と前進」を、3月11日に開催した。同教団東北復興委員会、東北教区による共催。郡山ワーシップチームの賛美に続き、被災地で支援を継続する吉岡敬蔵(釜石AGセンター)、横山あかり(東松島AGセンター)、三箇義生(福島県地区コーディネーター)、大久保仁(米沢福音キリスト教会牧師)の4氏が証し。教団理事で東北復興委員長の澁谷友光氏がメッセージした。
吉岡氏は「教会のなかった地に、教会の働きが始まられている。これは神の計画により、御霊による愛と一致の働き」、横山氏は「支援から宣教に進み受洗者も与えられている。さらにどんなみ業がなされるか、神に仕えていきたい」、三箇氏は「震災の記憶が風化し被災者も忘れられがちの中で教会はこれからも人々に寄り添いながら神の愛を伝えていきたい」、大久保氏は以前原発部材製作に関わっていたことから「この負債が自分の被災地への思いであり、これは聖霊によるもの。被災地のために祈り、宣教したい」と、それぞれ語った。

オンラインによる祈祷会

澁谷氏の説教題は「希望は失望に終わらない」。イザヤ書44・26「主のしもべのことばを成就させ、(中略)その廃墟はわたしが復興させる」から、「真の復興は物ではなく、心が癒やされ希望に満たされる、神によってなされるもの。かつてAOGの教会の無かった東北沿岸部に教会が起こされるようにと願った。『しもべのことばを成就させ』るのは神であり、それが成されつつある。キリストのしもべであることを誇りたい」。「希望は失望に終わることがありません。(中略)聖霊によって、神の愛が私たちの心に注がれているからです」(ローマ5・5)から、「神の与える希望は決して変わらない。それは聖霊によって愛が注がれ、爆発的に広がる。“復興”は主がなされるもの。この希望を再び受け取りたい」と語った。