4月25日号紙面:ミャンマー軍市民を殺傷 カレン州で2万人避難
ミャンマー軍市民を殺傷 カレン州で2万人避難 “愛の力は兵器より大きい”
【ANS】以下は「自由ビルマレインジャーズ」によるカレン州からのレポート。
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ミャンマー軍は、停戦発表後も空爆を続けており、カレン州北部では地上攻撃が増加し、北部3地区だけで2万人以上が避難した。彼らは、畑の作物、家畜の世話ができないため、隠しておいた非常食で生きながらえている状況だ。しかし、現在は食糧を必要としているだけでなく、今畑の耕作ができなくなれば、それは将来、より大きな危機になる。軍は村人をジャングルの奥深くまで追いつめている。彼らは機関銃と重迫撃砲をジャングルに向けて発射し、あえて留まろうとする村人は殺されている。
ミャンマー軍はまた、この20年以上行っていなかった空爆をカレン州に行っており、それは私たちが知る限りでも初めてで、これらは夜間に実施された。このことはミャンマー軍がその能力、規模、および殺傷力を向上させたことを意味する。爆撃機は通常一度に2機で飛来し爆弾を投下。目撃した村人の話では、それらはクラスター爆弾であり、銃撃は機関銃と機関砲によって行われている。
攻撃対象は、学校、診 療所、家、採掘現場
男性、女性、子どもたちが負傷し、殺された。この報告の時点で、40人以上が負傷し、14人が死亡している。これらの空爆によって引き起こされた最大の結果は、2万人以上の人がジャングルに隠れてしまったことだ。家にとどまって、次の標的になることを恐れている。自分の畑に出ていくこともできない。
軍は空爆を行うと同時に、キャンプから畑を含む周辺地域に迫撃砲を発射し、村人が作物の世話をできないようにしている。ミャンマー軍は、写真偵察機を爆撃機による攻撃の前後に飛ばしている。その目的は、カレンの人々を完全に支配して粉砕し、すべての抵抗を止めることであるようだ。
現在の状況は、徹頭徹 尾戦争でしかない
奇跡が起こらない限り、ミャンマー軍は、カレン族や彼らに対抗する他の民族グループをためらいなく弾圧するだろうし、それは、都市や地方で同胞のミャンマー人を殺すことをもためらっていないのと同様だ。軍はさらに通信を制限し、都市と地方の電話とインターネットサービスを閉鎖した。
それでも希望がある。私たちにとって、その希望は神の中にあり、お互いに愛によって結びつけられている。ヤンゴンの学生指導者の一人は、「今まで多くの民族が弾圧されていた間ずっと、彼らを助けなかったことを許してください。今、私たちは攻撃されることがどのようなものかを知りました。私たちは許しと共に戦うことを望んでいます。すべての人種の誰もが平等に発言できる新しいミャンマーのために」とメッセージを送ってきた。
これは私たちが受け取った多くのメッセージの一つである。ミャンマー軍が外国から得ているような支援を、現在戦っている民族グループは受けていないとしても、ミャンマー軍の人員や兵器が、その民族グループや不服従運動を行うBCDMなどより勝っていたとしても、私たちの愛の力はより大きく、お互いに助け合うことができると信じている。
私たちのチームは、医療や防水シートを避難所で提供し、攻撃を受けている人々と一緒にいる。私たちは感謝したい。私たちがともにこれを行うことができるのは、あなた方の助けがあったからだ。私たちはまた、食糧や医療の提供を支援することで、都市から民族地域に逃げてきたミャンマー人を支援している。
私たちは、攻撃を受けている市民の不服従運動と民族グループの両方に対する国際社会の祈りと、直接的な人道支援を呼びかける。
また、無慈悲に銃撃にさらされる都市の男性、女性、子どもたちの命を救うため、攻撃を受けている民族の命を救うために、民族グループを通じた間接的な介入、また民族グループと国際社会の同盟を通じた直接的な介入を呼びかける。
私たちは、命を救うために、今まで空爆の多くが発生したカレン州の東の国境から始まるミャンマー全土への飛行禁止区域設定を呼びかける。
私たちは、民族グループの政治的承認を呼びかける。
そして最後に、ミャンマーのすべての人々の正義、自由、和解を祈る。