神戸ルーテル神学校(神戸市中央区)の校長に、西日本福音ルーテル教会・加古川福音ルーテル教会の石﨑伸二牧師が就任した。石﨑校長は同神学校を卒業。長年明石市の高丘福音ルーテル教会を牧会しながら同校に勤務し、２０１１年からは教務を務めていた。その間に米・インディアナ州のコンコーディア神学校に学んだ。18年から現在の教会に着任した。
「この神学校が大好きです」と、語る石﨑新校長は、開放的で包容力のある校風を愛してきた。
「ここはホーム。卒業後も交流できる場のある、とてもいい神学校です。これからも引き続き、戻ってこられる場を大事にしていきたいです。以前から大切にしてきた堅固な神学力、柔軟な適応力を身につけた、人を生かす働き人の養成を基本に、正しく、たくましく、楽しい働き人を生み出し、教会にお仕えできればと願っています」
同校の特色として、神学修士号の学位が取得できる神学修士コースがある。ここで学位を取れば、アメリカ等の神学教育機関の大学院に入学が可能だ。牧師をしながら学ぶ人や学位取得が目的の編入生もいる。さらに聖書語学に力を入れてきた伝統がある。
「勉強は大変ですし、宿題も多い。でも、とても楽しい学校です」と、新校長は太鼓判を押す。