オンラインを通じて説教する徐氏

関東大震災から98年目の9月1日、流言によって数々の「朝鮮人虐殺」が引き起こされた悲劇を心に刻み追悼しようと、今年も東京YMCA、東京聖都市化運動本部、在日本韓国YMCA合同による「関東大震災 第98周年記念 追悼合同早天礼拝」が、在日本韓国YMCA(東京・千代田区神田猿楽町)の会場とオンライン配信で開催。徐正敏(ソ・ジョンミン)氏(明治学院大学教授)が、マタイによる福音書18章15~20節から「兄弟の罪を忠告するとともに」と題し、オンラインを通じて説教した。
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徐氏は「朝鮮人虐殺は、国と国との戦争ではなく、自然災害の大きな被害の中で集団心理的に起こった、本当に心痛む出来事」と言う。その上で「クリスチャン共同体が罪を犯している人にどう関わるかについて、この個所では、最初は一人が預言的な言葉で忠告し、聞き入れないなら2、3人の証人を連れて忠告し、それでも聞き入れないなら教会が動くと教えている」と語る。
「キリスト教が2千年間続いてきたのは、イエスの教えを完璧に実践してきたからではなく、間違いを犯した時に反省し、いつも自分の罪を告白し続けてきたから、、、、

(徐氏はさらに、教会の預言者的使命について語ります。2021年9月12日号に掲載)

徐正敏氏