ジョン・マーティン「ソドムとゴモラの破壊」

 

【CJC】旧約聖書で神が滅ぼしたとされるソドムの街は、実際には隕石で滅びたとする国際研究チームの研究結果が、英科学誌サイエンティフィック・リポーツに掲載された。ロンドン発時事通信が9月24日報じた。

聖書「創世記」では、死海周辺の都市ソドムとゴモラは住民の不道徳な生活のために神の怒りに触れ、天から降った硫黄と火によって滅ぼされたとされる。

爆発は紀元前1650年ごろに発生、広島型原爆の1000倍以上のエネルギーに達した。

研究チームの米カリフォルニア大サンタバーバラ校のジェームズ・ケネット名誉教授は「『創世記』に書かれている全ての観察結果は、宇宙からのエアバースト(空中爆発)と一致している」と指摘。「しかし破壊された都市が旧約聖書のソドムだという科学的証拠はない」と述べている。