「第21回日本CBMC国家朝餐祈祷会」で石橋氏 「教団議長の働きは批判文書にも支えられ」

「第21回日本CBMC国家朝餐祈祷会」(一般社団法人日本CBMC主催)が11月18日、千代田区永田町のザ・キャピタルホテル東京で開催。第23回CBMCアジア太平洋大会(16~18日)の一環で「御霊の一致」をテーマに行われた。当日は特別ゲストとして衆議院議員の石破茂氏が挨拶を、日本基督教団総会議長5期11年目の石橋秀雄氏がメッセージをした。

石破茂氏

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最初に日本CBMC理事長の青木仁志氏が挨拶。「今、世界に様々な問題がある。クリスチャンは、様々な政治や国々の思いを超え、御霊の一致によって互いに愛し合い、支え合いながら、世界平和に尽力していきたい」と語った。
石破氏は先の衆院選に触れた。「衆院選は体制選択の選挙、政権選択の選挙と言われる。私はほとんど他の選挙区の応援をしていたが、候補者は有権者に対し『どちらが良いか判断してほしい』が多かった。今の政権が良いとも思わないが、共産党が関与する政党も嫌だ、と。今の政権に入れよう、そうでない場合は立憲でも共産でもなく維新に入れよう、と。一つ一つの政策ついて意見が交わされることはほとんどなかった」

石橋秀雄氏

「私は、政治とは泣く人と共に泣くこと、自民党は国民の思いを体現する党でなければならないと思っている。違う意見に謙虚に耳を傾けるのが保守の本質だと理解している。この国はこれから今までにない選択をしなければならない。そこにおいて、どうか御心が行われるように、塵芥(ちりあくた)のような私でも御用のためにお用いくださいと祈ることを忘れてはならないと思っている」と語った。

石橋氏は1970年、日本基督教団紛争が激化していく時代に東京神学大学大学院を修了し、鴻巣教会に赴任した。「伝道が、贖罪論が粉砕される、それで教会が建つはずがない。そんな中で関東教区の宣教委員会委員長に選任された。やっと伝道を掲げて協議できるようになったと思ったが、宣教委員が発言すると非難する人たちに囲まれるので、私が一人で立った。まるでサンドバッグ状態、、、、、

(石橋氏は、批判にも支えられたことを語ります。2021年12月19・26日号掲載記事)

七つの祈祷課題を挙げ代表祈祷