日本に初めて宣教師を送ったイエズス会が公認されたローマ。その関連史跡を『ROMA IGNATIANAローマにイグナチオの足跡を訪ねて』(イエズス会総本部出版情報局編、佐久間勤訳、ドン・ボスコ、770円税込、A5判変)はたどっていく。信仰運動の展開、貧しい人々の救済、当時の日常生活を思わせるエピソードも伝える。

 


『いつかは訪れたい 美しき世界の教会』(マイケル・ケリガン著、日経ナショナル ジオグラフィック社 2千200円税込、228 × 171 mm)は、世界の五大陸(と南極)の多種多様な教会堂を大胆な構図で紹介する。歴史ある会堂からスラムのトタン小屋の会堂までと幅広い。著者の短いコメントには会堂への称賛だけではなく、率直な疑問も交じり、信仰の在り方を問う。

 


 『ヨーロッパ文化と日本文化 人間の自己理解から学ぶ』(金子晴勇著、聖学院大学出版会、千980円、新書判)におけるヨーロッパ理解は人間の霊性に注目するものだ。霊性と理性が対立しながら総合する西洋と、霊性と感性がむすびつく日本、それぞれの在り方を明らかにする。大学の講義を下敷きにしており、人間関係や恋愛などの悩みにも、「愛」の視点でヨーロッパの伝統から答える。

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