「電子書籍元年」と言われた2010年以来、電子書籍を読み出す端末の販売、出版社による販売の整備が活発になった。同年の電子書籍全体の販売額は、メディア関連の調査を手がける「インプレスR&D」の推計によると650億円。前年から13%の増加だ。高機能携帯電話スマートフォン、高機能携帯端末i padなど新端末向けの売り上げは4倍に増えた。若者や新技術への関心が高い層などから電子書籍が今後さらに広がる見込みだ。
 キリスト教界の出版では聖書の電子書籍が各種販売され、キリスト教書籍についても数点出始めた。携帯電話やパソコンの画面に親しむ層へ宣教する一歩となるか。
 電子書籍化したキリスト教書の著者と出版社電子書籍担当者が今後の期待と課題について語った。(高橋良知)
 
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