日本キリスト改革長老教会日本宣教70周年 信仰の希望紡いだ70年

日本キリスト改革長老教会日本宣教70周年記念

信仰の希望紡いだ70年

新「詩篇歌集」出版感謝会

 

カベナンター支援会会長の瀧浦滋牧師が報告に立った

日本キリスト改革長老教会・日本宣教70周年記念会が、7月18日に神戸市のカベナンターセンタービルで開かれた。カベナンターセンター支援会主催、北米改革長老教会日本中会共催。正確には宣教開始は1950年。コロナ禍で2年遅れの記念会となった。センター1階の「カベナンター書店」は今年開設70年となり、宣教の両輪として歩んできた日本中会と書店の道のりを振り返り、感謝を共にする時となった。
併せて、改革長老教会の礼拝で賛美される「詩篇歌集」の増補・改訂版が出版されたことを記念する日ともなった。1954年以来5回目の改訂で、詩篇150篇全篇259曲が編集された。
日本宣教70年を振り返る中で、書店の果たしてきた役割は大きい。1950年に中国宣教を追われた宣教団改革長老ミッションは、神戸市須磨で宣教をスタートする。日本宣教に文書伝道は効果大と判断し、2年後に現在の地に書店が開設された。
初代店長はオリナ・リン宣教師。アメリカに帰るか、残って文書伝道に献身するか、祈りに祈って決断したという。以来40年、改革長老教会のみならず全国の牧師、神学生、信徒、在日外国人クリスチャンに愛される書店に育て上げた。開店当時、欧米から輸入した聖書や神学書は、日本の神学者や牧師、神学生の垂涎(すいぜん)の的。高価な洋書が買えない牧師らに貸し出しもしていたという。現店長の山口茂さんが20代でアルバイトをしていた頃も、客の半数は外国人だったと振り返る。書店は多国籍の人々が交流する場でもあった。ここで育った人々によって各地に教会が建てられ、さらに枝教会が広がり、小さな群れが大きな宣教の働きを可能にする証しを立て続けている。

初代店長のオリナ・リン宣教師

1995年の阪神淡路大震災で書店建物は全壊。閉店の危機に直面するが、、、、、、

2022年8月7日号掲載記事)