「TOKYO WORLD FOOD DAY†GOS PEL 2024」が1月13日、東京・千代田区のお茶の水クリスチャン・センターで開かれた。
国連の定めた「世界食料デー」の関連イベントで、ハンガーゼロ(日本国際飢餓対策機構)と、Everlasting LOVE Project(えばらぶ)が共催した。

食料デーは毎年10月16日だが、ハンガーゼロは前後数か月間、関連集会を全国各地で開く。
コロナ禍でのオンライン開催をへて対面に戻りつつあるが、この〝クロスゴスペル〟は今回で、対面に戻すことがかなった形だ。

ステージでは、ハンガーゼロ親善大使で、音楽ミニストリー団体「えばらぶ」主宰のゴスペルアーティスト、白鞘慧海(しらさや・えみ)さんが、クワイアとバンドをリード。
自身のフィリピン訪問での体験も証しした。


写真=会場が一体となって賛美を捧げた

ハンガーゼロ巡回牧師の田村治郎さんは講演で、世界の10人に1人が必要最低限の食料を得ていない現実を、人類の恥と受け止めていると語り、彼らの人生が開けていくことを願 って活動したい、と支援を呼びかけた。
世代も貧困の中で生きてきた人々が持つ「私たちは貧しく生まれたので貧しく死んでいく」という考えからの解放のための〝人が変わっていく支援〟を大切にしている、と解説した。


田村さん

【間島献一】

2024年02月04日号 03面掲載記事)