日本キリスト改革派 世と教会に関する委員会主催の2.11集会が2月12日、兵庫県神戸市の改革派・神港教会を会場にオンライン併用で開催された。島薗進氏(NPO東京自由大学学長、東京大学名誉教授)が「天皇制の宗教的側面─国家神道の過去と現在─」の題で講演した。

島薗進氏

島薗氏は戦前、戦後の国家神道の変遷を、皇室の歴史をたどりながら説明する中で「祭祀はGHQが日本政府に対して発した神道指令から外れ、戦後も続いている。大嘗祭や代替わり儀礼に国費を使うことに対し、いくつも訴訟が出ているが、だいたい門前払いで憲法審査に入らない状況だ」と指摘。「安倍晋三元首相が伊勢神宮の式年遷宮の儀式に出席していたが、メディアではほとんど報じられなかった。世論がその点をしっかり見張っていく必要がある」と語った。(詳細は紙面で)

集会の模様はURL https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=gDjso5P0XGU で視聴できる。