社協との連携で支援活動展開 首都圏教会防災ネットワーク広域フォーラム
能登半島被災地支援活動参加者が報告
「首都圏教会防災ネットワーク広域フォーラム」(クラッシュジャパン主催)が6月27日、東京・千代田区のお茶の水クリスチャン・センターで開かれた。当日は、能登半島地震被災者支援活動に参加している団体、ネットワークからの報告を聞いた。
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セッション1では、最初に支援活動に参加した日本バプテスト連盟神奈川バプテスト連合(以下・神奈川連合)災害対策員会委員長の根塚幸雄氏がオンラインで発題。最初に神奈川連合が能登へボランティアを派遣するようになった経緯について話した。「一昨年度から大災害の備えのため全教会・伝道所に呼びかけ『拡大災害対策委員会』を開始。外部団体との協力で進めることが大事とのことで、年明けにキリスト全国災害ネット(全キ災)に加盟した。その矢先、能登半島地震が起こった。全キ災主催の情報共有会議で状況を知り、設立直後の能登ヘルプ(能登地震キリスト災害支援会)の活動に、神奈川連合からボランティアを派遣した」
活動日は3月21、22日で、5人が参加。志賀町で2軒、七尾市和倉温泉近くの家で1軒、がれき処理、運び出し、家の整理を行った。「もっとボランティアが多いと思ったが、こんなに少ないとは思わなかった」と、参加者はみな驚いた。「現地に行くと、家にも住めず、仕事がない人もいる。一方、2日程度の作業では、奉仕にならないと感じた。順番に全国から多くのボランティアが来続ければ、現地の人はとても励まされるのではと思った。現地でコーディネートする人の働きが不可欠で重要であることも知った。今回2日しか作業できなかったが、能登応援のPRをし、募金とボランティア活動で支援していきたい」と抱負を語った。神奈川連合は、8月20日以降に第2回目の派遣を行う。
続いて、NPО法人LOVE EAST執行責任者の天野真信氏(ニューソングチャーチ東京牧師)と会計責任者の三浦灯氏(同教会員)が報告。母体は東日本大震災の時に発足した「東北応援団LOVE EAST」で、これまで災害支援とコロナ禍でのアーティスト支援などを行ってきた。2023年4月以降は「LOVE EAST」として活動を継続している。
能登での活動は,ブロック塀や灯篭(とうろう)などのがれき撤去、倒壊危険家屋からの家財取り出し、生活支援物資の配布など。志賀町社会福祉協議会との連携で行っている、、、、、、、
(2024年07月28日号 03面掲載記事)