第四回ローザンヌ世界宣教会議(9月22~28日)を終え、日本関係参加者に注目点や今後への思いを聞く。前回(11月24日号)に引き続き、10月25日にオンラインで開かれた日本YLGenオンライン集会(同委員会主催)の内容から。

神様が私を希望へと導いた

ローザンヌ運動の始祖ビリー・グラハムが定義した、運動の六つのスピリット「謙遜」、「友情」、「学び」、「祈り」、「協力」、「希望」それぞれに基づいて、世界宣教会議の参加者6人が報告と証しをした。

小川真さん(同盟基督・国立キリスト教会牧師)は「学び」について。
―被造物ケアの「ギャップ」で、2050年に向けて教会は何ができるかを考える中、ふと思った。これまで私は、南半球のための北半球の犠牲の上に成り立っている世界だ、と語ってきたつもりだったが、南半球の方々と同じテーブルに着いた時、自分はまさに彼らを傷つけている、と交わりの中で受け止めた。未来のことを一緒に考える前に、一つの身体であることを覚え、悔い改め、和解があって、そして被造物世界との和解を考える、ということが大事だと教わった。
韓国の歴史を振り返る夜、日本が悔い改めに立って歩むことの大切さを思った。同盟教団は韓国の教団とパートナーシップがあり、歴史を踏まえた青年同士の行き来もある。自分が置かれた場で、神様の和解の使節として何ができるか、新しいチャレンジを受けた。―

照内幸代さん(ホーリネス・秦野キリスト教会牧師)は「祈り」について。
―国を自分のことと同じように悔い改め祈り、聖霊が働き心に迫られた。ルームメイトと時間さえあれば祈りあい、信仰にふれることができた。深夜にも大会のため執り成しの祈りをする現地スタッフに驚いた。これからも日本のため、秦野の救いのため、祈り続けたい。―

寺田雄さん(AG・南紀リバーサイドチャーチ牧師)は「協力」について。
―登壇者は老若男女、多人種で、パートナーシップ精神を感じた。迫害下の教会の痛みを覚えて祈り、一つの身体、一つの教会であることを感じた。テーブルグループでは様々な背景の人と出会い、日本人同士でも悩みを分かち合い、お互いが必要であると実感し、、、、、

2024年12月01日号 07面掲載記事)