「ユタ問題講演会」が2月23日、宜野湾市の沖縄キリスト教センターぎのわんセミナーハウスで開催された。ユタ問題に関心を持つ、県内19市町村から70人の参加者で満席となった。
ユタ問題を考える会代表の友寄隆静氏が「なぜユタを信じるか、出版から44年」のテーマで講演。ユタ問題に取り組んだいきさつ、研究結果について、①アンケートをする。②ユタから体験を聴く。③ユタと直接面接④ユタ社会を去った人々、の四つの視点から語った。
次に元ユタ35年の経歴を持つ金城米子さんが、ユタをしていたころの出来事を、詳しく、ユーモアを交えて語った。借金苦等から投身自殺を図った時に、イエス・キリストの十字架と出会われた事実を語られ、生きて働く神の存在を証言された。会場はうなずく人、爆笑する人で沸いた。
アンケートには「遠路、名護市から来たかいがあった」「もっと金城さんの話を聞きたい、また計画してほしい」等の意見があった。
(レポート・友寄隆静=『なぜユタを信じるか〈その実証的研究〉』{1981年、月刊沖縄社}著者)

講演する金城さん

2025年03月16日号 08面掲載記事)