9/13紙面:OM日本ミャンマー孤児院訪問 とにかく行って見てきて
ミャンマーは元ビルマ国。日本から飛行機で約6時間のフライトで着く。人口の9割が仏教徒で人々の崇拝の対象は釈迦である。人々は市内のあちこちに建つ大きくて豪華なバゴダ(仏塔)に熱心にお参りに来る。残りの1割の中にキリスト教も含まれている。
主要な産業は農業で物価は日本の約10分の1だ。1886年にイギリスの植民地となったため建物などにその名残があるが、電気、水道、道路などインフラ整備はいまだ進んでいない。道路には日本の中古車が多く、排気ガスによる大気汚染が悩ましい。
そのミャンマーに、8月20〜27日の1週間、宣教団体・OM日本の短期宣教孤児院訪問ツアーとして行ってきた。参加者は全部で8人、引率はOM日本総主事の酒井信也・エメリータ夫妻。日本から文房具や衣類などの支援物資を大型のスーツケース約10個分を持っていった。
OM日本のミャンマー孤児院支援は2002年の第1回目の視察旅行から始まり、2004年以降毎年1、2回のペースで現地訪問を重ね、今回のツアー で21回目になる。経済的な支援も毎月OMミャンマーを通して各孤児院へ届けられている。OM日本が関わっている孤児院はみなキリスト教主義。現地の牧師 夫妻やクリスチャンが関わって運営している。6日間で計8か所の孤児院訪問をした。日本から行くわたしたちはそれぞれ、自分のできること、例えば書道や ハーモニカ、賛美、日本の文化などを子どもたちに紹介し、また一緒にゲームをして遊んだりする奉仕だ。
【フリーライター・中尾祐子】