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安全保障関連法案が参議院本会議で未明に可決された9月19日、日本福音同盟(JEA)社会委員会・青年委員会共催による「日本の教会の戦後70年50+20」が、お茶の水クリスチャンセンター(東京都千代田区)で開催された。これは6月のJEA総会で採択された「戦後70年にあたってのJEA声明」で「私たちJEAは、戦時下における日本の教会の罪の歴史と悔い改めの決意を次世代に伝えます。」と表明したことの実践の一環としてあらかじめ企画されたものだが、戦後70年を経て日本の社会が大きく変化をしようとする中、青年から壮年、高齢者まで幅広い層から250人を超える参加者があった。

DSC04298 午前の講演者は東京キリスト教大学教授山口陽一氏。「戦後50年に起こったこと、この20年の日本に起こっていること」と題し、戦前戦中の日本のキリスト教会がその信仰に反し、国体護持に加担した歴史を確認、戦後50年を経て教団・教派から相次いで出された戦争責任告白を解説評価、その上で現在の日本が置かれた状況に対し、マタイ26:52を引用し、「主イエスが世界の根本的な問題の解決のためにとられた方法は十字架。それによって神と人の、人と人の和解がもたらされた。違憲の法案は成立したが、憲法9条は生きていて俄然輝いている。地上で平和を作っていこう」と呼びかけた。