沖縄県にある超教派団体「沖縄福音連盟(OEF)」は、「イエス様にあって、それぞれ違いがあったとしても一つとされている恵みを覚え、一緒に教会を建て上げていこう」との趣旨で、合同聖餐式を3月13日、JECA・石川福音教会で執り行う。
 OEFには日本ナザレン教団、日本福音キリスト教会連合、イムマヌエル綜合伝道団、日本同盟基督教団、日本ホーリネス教団、日本福音自由教会協議会、単立など約30の福音的な教会が加盟。設立50年以上が経ち、毎月1回集まって御言葉に聞き、互いの近況を分かち合って祈り合い、食事をし、交流をもってきた。超教派で様々な集会ももってきた。だが、合同聖餐式は初めての試みだ。
 きっかけは高橋敏夫氏(春日部福音自由教会名誉牧師)が11年、宣教のため沖縄を訪問したこと。高橋氏は「日本のこれからの宣教を考えると、教団教派でいがみあってはならない。主にあって共に歩む必要がある」と訴え、合同聖餐式を提案。その趣旨に賛同したOEFに所属する教会の牧師たちが総会、定例会、理事会などで話し合い、3月13日に執り行う運びとなった。
 当日は加盟教会の牧師が一堂に集い、聖餐式にあずかる。加盟教会の一つ、那覇福音自由教会の譜久島一成牧師は「『教団教派を超え、主の恵みにより、協力してできる。それは可能なのだ』という一つの証しであり、諸教会にとっても励ましになる。日本の今後の宣教においても良いニュースだ」と期待する。(中田 朗)