2015年11月08日号 1面 

現在、日本で「ひきこもり」の人は推定160万人。長期にわたる「大人のひきこもり」が深刻化する中、10月23日、マザーズ・カウンセリング・センター(MCC=山中正雄運営委員長)とNPO法人青少年生活就労自立サポートセンター名古屋(SC名古屋=青木美久代表)の共催による「2015年MCC特別講演会in東京──大人のひきこもり!」が、東京・渋谷区の代々木オリンピック記念青少年総合センターで行われた。回復した当事者が、SC名古屋による、フィリピンでのボランティア活動や就労体験を含む個別支援を語ったほか、MCCの、親子関係の回復によるアプローチが紹介された。「ひきこもり」の家族を持つ親ら約60人が参加し、「個別相談会」も設けられた。【中田有紀】