米バージニア州に本部を置く国際NGO「オペレーション・ブレッシング・インターナショナル(OBI)」はフィリピン台風被災者支援活動のための募金活動を開始した。OBIフィリピン支部のOBフィリピンは、被災者を支援するために、複数の地域に緊急支援チームを派遣。現在、約40人のスタッフがタクロバン及びレイテ州全域、パナイ島東部のイロイロ州、パナイ島北部のアクラン州、サマル島東部のイースタンサマルに入り、最も被害が大きかった地域に救援スタッフが入り、救援物資を届けるための道路を確保するため、寸断された道路の瓦礫の撤去作業に参加する。OBIの医療スタッフも現地入りし、まもなく医療活動を開始する。米OBIはバージニア州チェサピークの倉庫からフィリピンに向けて最新式の浄水装置を数台送り出す。
 OBIは東日本大震災直後から被災地で、メガネ支援、宮城県の漁民に小型漁船やカキ養殖に必要な漁具類の提供などの救援活動を展開してきたが、今年3月には日本での活動をさらに強化するためにNPO法人「オペレーション・ブレッシング・ジャパン(OBJ)」(ウイリアム・ホラン会長、ドナルド・トムソン代表理事)を発足させている。
 支援活動の詳細は URL http://objapan.org/ で。緊急募金は URL http://objapan.org/lp/philippines_support/ で受け付けている。 (中田 朗)