「熊本バンド」。草創期の同志社英学校(後の同志社大学)を支え、後に、キリスト教界のみならず、明治期の日本社会に多くの人材を輩出したその一団は、すぐれた学力と、粗野ではあるが活発旺盛な気風に富み、周囲からそのように呼ばれた。実際彼らは、故郷熊本から遠くはなれた京都の地で、内実をともなった存在感を示していたのであろう。熊本バンド140周年にあたり、同志社大学は「同志社フェアin熊本〜ゆかりの地に集う〜」を開催。そのプログラムのひとつである「熊本バンド・同志社ゆかりの地ツアー」に同行した。

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2016年02月14日号 8面