震災で甚大な被害を受けた熊本は、日本のプロテスタントの源流「熊本バンド」のふるさとだ。毎年、花岡山で記念祈祷会が開かれるなど、YMCA、教役者会などが中心となり、超教派のネットワークがあった。福音ルーテル教会は、学校、福祉施設を有し、地域密着の働きをしていた。それぞれ被災しつつ、支援拠点やネットワークを活用し、地域の人々への支援を始めた。それには各地、各団体、救援NGOなどの協力支援の働きも貢献している。「熊本バンド」ゆかりの「熊本洋学校教師館 ジェーンズ邸」が全壊した。NHKほか各報道が伝えた、
同邸宅は1871年(明治4年)に建てられた熊本県最初の西洋建築として、県の重要文化財に指定されている。熊本洋学校に校長として招かれたリロイ・ジェーンズの邸宅だった。【クリスチャン新聞取材班】

5月1日号8面

ジェーンズ