ノルウェー・ノーベル委員会は10月10日、2014年度のノーベル平和賞を、パキスタンのマララ・ユスフザイさんと、インドの児童人権活動家カイラシュ・サティアルティさんに授与すると発表、憲法9条を保持する日本国民の受賞はならなかった。
 しかし、発表の記者会見で「憲法9条にノーベル平和賞」実行委員会共同代表の石垣義昭氏は「短期間でここまで来ることができた。署名も44万筆集まり、国民運動になりつつある。日本国憲法の持つ不戦の誓い(平和主義)を世界中で共有する運動を目指します」と抱負を語った。発案者の鷹巣直美さんは受賞したマララさんらに敬意を表すと共に「どの子どもを見てもかわいい。そんな子どもたちが戦争で傷つくことのない世界にしていきたい」とこの運動を始めた思いを篤く語った。
 また、実行員会からは、この運動がここまで広がった背景には、鷹巣さんはじめ、実行委員会のメンバーにクリスチャンが4人いることと、多くのクリスチャンたちが協力、支援してくれたことが大きかったことも明かした。(中田 朗)

写真右=記者会見で記者の質問に答える鷹巣さん(右)。左は共同代表の石垣さん
写真右下=発表の様子を目を凝らして見つめる実行委員会のメンバー

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