大阪市東淀川区で4月からスタートした『よどまちステーション』(よどきり医療と介護のまちづくり株式会社)が、地域の人々に好評だ。がん患者だけでなく難病など医療依存度の高い人が安心して暮らせるホスピス型賃貸住宅『かんご庵』を2階に、1階はよどきり訪問看護ステーション、よどきりケアプランセンターの他、コミュニティスペースよどまちカフェ、よどまち保健室を設置して、地域の人々が気軽に医療や介護の相談ができる場を提供している。在宅介護を支援する東淀川巡回訪問介護事業所「やさしい手」、持ちより図書を貸し出すよどまちライブラリーも併設した。長年同区で地域医療を担ってきた淀川キリスト教病院を所有する宗教法人在日本南プレスビテリアンミッションが、株式会社を立ち上げて運営する日本初の、いわば〝地域密着型ホスピス〟の働きに注目が集まっている。

2016年7月31日号4面
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