テロや戦争が頻発するなど、世界中が混迷する中、世界宣教も新たな局面を迎えている。宣教を担う地域と伝えられる地域という枠組、伝える者と伝えられる者という構図は崩れ、共に神のミッション(宣教)を果たすべき人々が求められている。そんな中、海外宣教連絡協力会(JOMA)は「JOMA Mission Seminar 2016 多様化する世界宣教 みんなでミッション!!」を7月17、18日、東京・豊島区駒込の中央聖書神学校で開催。メッセンジャーに鎌野直人氏(関西聖書神学校学監、日本イエス・キリスト教団神戸中央教会協力牧師)が立った。 初日のセッションで鎌野氏は創世記12章1〜3節から「十字路に発/立つ」、2日目はⅡコリント5章17〜21節から「神の義となる」と題して講演。各講演後には小グループに分かれてのディスカッションが行われた。
同セミナーはJOMAに加盟する17団体が協力。初日は▽異文化の地での教会開拓・形成、▽未伝部族と聖書翻訳、▽職業を生かして、▽異文化の地での人材育成、▽留学・ワーホリ・海外駐在などの分科会が開かれ、2日目はアジア、アフリカ、南米など日本に住む外国人クリスチャンとの交流、分科会講師によるパネルディスカッションが開かれた。参加者は両日とも100人を超え、盛況だった。

2016年8月7日号1面

鎌野招き
在日ミャンマー人在日フィリピン人
ペルー教会