2017年8月13日号3面

聖路加国際病院名誉院長で7月18日に亡くなった日野原重明氏の葬送・告別式が、同病院の病院葬として、東京都内の青山葬儀所で行われた。

葬送式では、聖路加国際大学キリスト教センター主任チャプレンのケビン・シーバー司祭が説教。「日野原先生の業績を並べ立てることはしない。全てを語ることはとてもできないし、それは先生が抱いていた天国の希望とは関係のないことだから。先生は、全ては神様の恵みであると福音を理解していたし、その信仰が働きの原動力だった。全ての業績は神様の恵みに対する応答としてあった。先生の信仰と生涯の業績は別のものではない。先生は“クリスチャンドクター”だった」と語った。

最後に長男の明夫氏が喪主として挨拶。「父からは多くのことを教えられたが、一番学んだのは、クリスチャンとして生きる姿だった」と述べた。