都内に、主に10〜20代の不登校の子ども、若者たちが、〝ありのまま〟で過ごせる居場所がある。公益財団法人東京YMCAがプロデュースするオープンスペース「liby(リビー)」だ。東京YMCA高等学院学院長、東京YMCA liby主任主事の井口真さんらに話を聞いた。
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 libyとは、「Let it be at the YMCA of Tokyo」の略。「ありのまま」で安心して過ごせる居場所として、主に不登校の子どもたちの居場所を活動の柱に1998年にスタート。特徴は①ただただ居られる場、②同じ釜の飯を食う仲間、③人に出会い自分と付き合っていく、だ。
 「立ち上げの頃は、不登校の子が大半で、しかも小さい子が多かった。時代が進むにつれ、小さい子に対するケアがいろいろな所でできるようになり、libyでは少し年齢の高い人も来ています。学齢期を過ぎてもここに来てホッとするという人がいますね」と、井口さんは話す。
(1月7,14日新年特別号で詳細)