四国4県の各教会の牧師や各キリスト教支援団体スタッフらが集まり、四国キリスト災害支援会議が7月20日、愛媛県松山市桑原町の日本ホーリネス教団桑原キリスト教会で開催。四国キリスト災害支援会(通称・四キ災)」の設立を決定した。以下は四キ災事務局の安井光氏(松山桑原教会牧師)からのレポート。
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このたびの西日本豪雨により被災されたすべての方々に、心よりお見舞い申し上げます。 不安な日々をお過ごしの皆様が一日も早く復旧、復興に至りますように心よりお祈りいたします。
今回の西日本豪雨は、愛媛県にも南予地方を中心に土砂災害や浸水被害をもたらしました。すでに各個教会や教団による支援活動も行われている状況ですが、「超教派で協力して支援を行うことができないか」、「今後の災害に備えるためにもネットワーク作りが必要ではないか」という地域教会からの要望により、7月20日、愛媛県松山市桑原町の日本ホーリネス教団松山桑原教会を会場にして「四国キリスト災害支援会議」が行われることになりました。
松山市内の教会から後藤一都(日本アライアンス教団北条希望の丘キリスト教会牧師)、万代栄嗣(松山福音センター牧師)、安井光(松山桑原教会牧師)の3氏が呼びかけ人となり、四国四県の10教派21教会(愛媛15、香川4、高知1、徳島1)の教職信徒、6つの支援団体(九州キリスト災害支援センター、JEA援助協力委員会、クラッシュジャパン、日本国際飢餓対策機構、ワールド・ビジョン・ジャパン、サマリタンズパース)のスタッフの方々を合わせ、総勢33名が会議に出席してくださいました。
会議では、まず出席者の自己紹介、教会と関係者の被害状況についての報告が行われました。
出席者の関係教会には直接の被害はないが、教会の関連施設や信徒宅では浸水や損壊の被害があったこと、また出席されていない教会では礼拝堂や牧師館などに被害があったとの報告がありました。ほかに断水状態が続いている地域で、高齢者世帯への生活用水運搬などの支援を検討すべきであるとの意見も出ました。
議場では活発な意見が交わされ、「いま自分たちにできることから始めましょう」と、「四国キリスト災害支援会(通称・四キ災)」の設立が決定されました。
また、7月24日に代表者が被災地域の教会を訪問して具体的な要望をお尋ねし、今後の支援計画を立てるという方針が定められました。
四キ災の事務局は松山桑原教会に設置されることが決まり、今回の呼びかけ人である後藤牧師、万代牧師、安井牧師が四キ災の三役(会長・万代、書記・後藤、会計・安井)に任ぜられました。
今回参加できなかった教団・教会の皆様にも今後、広く協力を呼びかけ、少しずつ支援の輪を広げていけるようにと願っています。皆様のお祈りとご協力をよろしくお願いいたします。(レポート・安井光=四国キリスト災害支援会事務局、松山桑原教会牧師)