現代日本の主観的幸福度は諸外国に比べて低いと指摘されている。『しあわせの宗教学 ウェルビーイング研究の視座から櫻井義秀編、法蔵館、2千700円税込、四六判)はまず現代の「幸福」について、各種統計を駆使し、社会的、心理的な側面を含む「ウェルビーイング」の観点から確認。「宗教を生きる人々の生活実感」に注目して各宗教の事例を分析する。ウェルビーイングの知見と聖書を照らし合わせたのがこころを整えるしあわせレシピ バイブル×心理学』(渡邉義・奈都子著、のだますみ漫画 いのちのことば社・フォレストブックス 千404円税込  四六判。強がりのOL、心配しがちの主婦、自分探し中の学生という異なる個性の3人が登場するマンガで表現される。葛藤のエピソードに心理学と聖書から状況の解説と助言があり、気づきと変化が描かれる。

 増補改訂 夫と妻のしあわせづくり水野健著いのちのことば社 千404円税込  四六判)は「しあわせは遠くではなく近くにある」と夫婦、家庭に目を向ける。人は愛を必要とする存在として、これを満たすため、5つの愛の言語の実践を勧める。増補改訂版ではカウンセリングの経験から、相談の方法、問題の改善例を助言する。仕事の面でも幸福と成功を聖書に基づいて追求できるとするのが幸福と成功の秘訣Ⅰ  聖書が教えるリーダーの心得《指導者・企業トップ・経営編》中島總一郎 いのちのことば社 2千376円税込 A5判)リーダーや経営者の資質、姿勢、決断や対処、組織作りや経営の実際的なアドバイスを、実体験や経営学の先見の知恵とともに紹介。聖書の例を引用したコラムもほぼ毎ページにある。

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