7月29日号紙面:『しあわせの宗教学』『こころを整えるしあわせレシピ』『夫と妻のしあわせづくり』『幸福と成功の秘訣Ⅰ』
現代日本の主観的幸福度は諸外国に比べて低いと指摘されている。『しあわせの宗教学 ウェルビーイング研究の視座から』(櫻井義秀編、法蔵館、2千700円税込、四六判)はまず現代の「幸福」について、各種統計を駆使し、社会的、心理的な側面を含む「ウェルビーイング」の観点から確認。「宗教を生きる人々の生活実感」に注目して各宗教の事例を分析する。ウェルビーイングの知見と聖書を照らし合わせたのが『こころを整えるしあわせレシピ バイブル×心理学』(渡邉義・奈都子著、のだますみ漫画 いのちのことば社・フォレストブックス 千404円税込 四六判)。強がりのOL、心配しがちの主婦、自分探し中の学生という異なる個性の3人が登場するマンガで表現される。葛藤のエピソードに心理学と聖書から状況の解説と助言があり、気づきと変化が描かれる。
『増補改訂 夫と妻のしあわせづくり』(水野健著いのちのことば社 千404円税込 四六判)は「しあわせは遠くではなく近くにある」と夫婦、家庭に目を向ける。人は愛を必要とする存在として、これを満たすため、5つの愛の言語の実践を勧める。増補改訂版ではカウンセリングの経験から、相談の方法、問題の改善例を助言する。仕事の面でも幸福と成功を聖書に基づいて追求できるとするのが『幸福と成功の秘訣Ⅰ 聖書が教えるリーダーの心得《指導者・企業トップ・経営編》』(中島總一郎 いのちのことば社 2千376円税込 A5判)。リーダーや経営者の資質、姿勢、決断や対処、組織作りや経営の実際的なアドバイスを、実体験や経営学の先見の知恵とともに紹介。聖書の例を引用したコラムもほぼ毎ページにある。
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