10月07日号紙面:『良心学入門』
過激な排外的発言、不正、歪曲、パワハラ…このようなものをいかに防げるか。規制だけで可能なのか。自由が許されている社会の中で、「良心」に委ねられる場面は多い。 同志社大学は、新島襄が重視した「良心」をキーワードに学際的に幅広い研究を進めている。その全体像を示したのが本書だ。キリスト教をはじめ、イスラム教、哲学、福祉、ビジネス、スポーツ、医療、心理学、人工知能まで多様な分野で現代的な課題を取り上げる。良心は「悪心」の反意語ではなく「共に知る」(英語でConscience)に由来することに注目し、個人、社会、世界を考えるヒントを与える。
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