03良心

過激な排外的発言、不正、歪曲、パワハラ…このようなものをいかに防げるか。規制だけで可能なのか。自由が許されている社会の中で、「良心」に委ねられる場面は多い。  同志社大学は、新島襄が重視した「良心」をキーワードに学際的に幅広い研究を進めている。その全体像を示したのが本書だ。キリスト教をはじめ、イスラム教、哲学、福祉、ビジネス、スポーツ、医療、心理学、人工知能まで多様な分野で現代的な課題を取り上げる。良心は「悪心」の反意語ではなく「共に知る」(英語でConscience)に由来することに注目し、個人、社会、世界を考えるヒントを与える。
【関連記事】

「霊肉二元論」こえた本来の希望 『驚くべき希望 天国、復活、教会の使命を再考する』2018年9月29日
世と教会に生きる姿勢を正す遺産 『聞き書き 加藤常昭 説教・伝道・戦後をめぐって』2018年9月29日

[レビュー3]『旧約新約聖書ガイド』『こども』『登場人物で』『永遠の言葉』『人生を拓く』『55歳から』2018年9月4日
▽週刊クリスチャン新聞は電子版も配信(毎号発行日前々週の金曜日)します▽
有料版(ウェブ版、電子版)ではバックナンバーもご覧になれます。
掲載号一覧→ http://クリスチャン新聞.com/csdb/掲載号一覧/

ウェブ版→ http://クリスチャン新聞.com/csdb/

電子紙面版→ http://kotobasha.e-manager.jp/

一部の記事を閲覧できる「無料版」http://クリスチャン新聞.com/ もあります。