[レビュー5] 『心に光を2』『愛のあるところ、神はそこにおられる』『子どもの賛美歌ものがたり』
『心に光を2』(前川隆一著、一粒社 864円税込 B6判)。
牧会日誌とメッセージからなる。日々出会う人、死別、学び会、また様々な言葉から心を動かされた思いを率直に記している。ハワイの教会を訪ねる旅行記では、様々な人々の関係がコミカルにあたたかく描かれ興味深い。全体にあるのは礼拝への真剣さだ。クリスチャンの歩みは神を礼拝して生きることというメッセージがある。
『愛のあるところ、神はそこにおられる』(マザー・テレサ著 2千808円税込 女子パウロ会 四六判)
愛とその実践、喜びをテーマにマザー・テレサの各種講話をまとめた。前半では、神、イエスとの愛の関係、後半では、愛を実践するための壁、愛の実践、喜びについて。
ときには誹謗中傷もされたマザー・テレサだが、そのような相手にも心を向ける。あらゆる行動の中心にイエスがあり、イエスがいることを共に喜び、イエスが見えないことを悲しむ姿がある。
『子どもの賛美歌ものがたり イエスさまいるってほんとかな』(大塚野百合著 教文館 2千160円税込 四六判)
「子どもの賛美歌の扉を開いたら多くの宝物があった」と言う著者は、中でも「イエスさまを近くに感じる曲」に感動した。「幼児さんびか」や「こどもさんび」に収録される曲を中心に、欧米の原曲、日本語のオリジナル曲、最近の作品まで背景や作者の来歴を解説。子どもの賛美歌には素朴な疑問と、分かりやすい答えがある。著者も自身の体験も交えて各曲の魅力を伝える。「こどもさんびかネットワーク」の取り組みも紹介する。
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