[レビュー4]『伊豆・川奈に導かれて ―地域に仕え、教会に仕える』
社会が情報化、高速化する一方、自然のリズムを大切にするスローライフが再認識されている。文夫氏はサラリーマンとして一線で働き、50代で伊豆半島伊東市に移住。教会での活動、農作業、地域の自治会長としての住民の交流、環境保全、文化活動など多方面で活躍する。本書では地元紙「伊豆新聞」に掲載した連載を中心に収録。暮らしでの気づきとともに、聖書の価値観も伝え、社会の不均衡、平和問題についても率直に語る。妻の淳子氏による「世田谷動物物語」はそのような生活風景と響き合う。最後に教会の月報に乗せたエッセイでは、福沢諭吉などの日本の歴史とキリスト教の関わり、自身の家族史、生い立ちに触れる。
『伊豆・川奈に導かれて ―地域に仕え、教会に仕える』
山本文夫・淳子文・絵・写真 ヨベル 1,080円税込 四六判
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