100年を迎えた3・1独立運動とともに日本で宣布された2・8独立宣言にも注目が集まる。歴史を見つめることで、日韓関係のよりよい未来を考える機会にする趣旨で日本でも集会が開かれる。

「3・1独立運動100周年記念 特別講演会」(明治学院大学 キリスト教研究所、 国際平和研究所共催)が1月26日、港区の明治学院大学で開かれた。宗教の観点からこの運動を振り返った。

講演1「3・1独立運動と韓国キリスト教」柳大永(リュ・デヨン、韓国・韓東大学教授)、講演2「3・1独立運動と韓国天道教」李進龜(イ・ジング、韓国宗教文化研究所所長)、コメンテーターは金興洙(キム・フンス、韓国・牧園大学名誉教授)、崔起榮(チェ・キヨン、韓国・西江大学教授)、宋賢康(ソン・ヒョンカン、韓国・韓南大学研究教授)、司会は徐正敏(ソ・ジョンミン、明治学院大学教授・キリスト教研究所長)だった。

今後も2・8宣言や3・1独立運動に関する集会が各地で開かれる。

【東京・大阪】2・8独立宣言100周年記念国際シンポジウム(在日本韓国YMCA2・8研究会主催)
▽東京
2月9日午後3時〜6時30分。千代田区の在日本韓国YMCAで。映画ダイジェスト版「2・8 独立宣言」上映、「東アジアの史の中の2・8独立宣言」小野容照(九州大学准教授)、「韓国近代史における2・8の意義」尹慶老(ユン・キョンノ、韓国・漢城大学元総長、現名誉教授)、「日韓キリスト教史における2・8独立宣言と3・1運動」徐正敏、全体討論「日・韓・在日社会の今後の課題」コーディネーター・李省展(恵泉女学園大学名誉教授)
▽大阪
=2月15日午後6時30分〜午後9時。大阪市生野区の在日韓国基督教会館で。映画上映、「2・8/3・1運動と韓国のキリスト教」金興洙(韓国YMCA全国連盟理事長)、「2・8宣言/3・1運動と朝鮮植民地統治体制の転換」松田利彦(国際日本文化研究センター教授)。全体討論「日・韓・在日社会の今後の課題」コーディネーター・田附和久(在日本韓国YMCA幹事)。各千円、学生500円。

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