就学支援家族に食のサポート 新型コロナ感染拡大で急きょ開催 目白聖公会


新型コロナウイルスの影響による突然の休校で、給食がなくなった子どもたちは苦しい状況に置かれているという。そんな中、JR目白駅から徒歩3分の場所にある目白聖公会で3月14日、豊島区が就学支援する家族に食料を無料提供するパントリーが行われた。
記者が訪れると、教会にはすでに申し込みのあった、15組分の袋詰めされた食料が準備されていた。中身はお米、バナナ、レトルト食品、お菓子、野菜ジュースなど。袋とは別にいちごのパック、キャベツも置かれていた。感染防止を配慮し、なるべく接触しないよう、袋詰めといちごパック、キャベツを手渡しする形で実施。当日は「青空パントリー」の予定だったが、雪まじりの雨が降る、とても寒い日だったため、室内に変更。出足はにぶく、20分過ぎてやっと、雨合羽を着た子ども連れの母親がやってきた。受付で袋詰めといちご、キャベツを受け取ると、母親は「ありがとう」と頭を下げ、足早に帰って行った。