新型コロナウイルスの感染拡大後、初めて迎えたゴールデンウィーク。「ステイホーム」のかけ声で外出自粛が呼びかけらているが、路上生活者、生活困窮者の状況の悪化が懸念されている。

路上生活者や生活困窮者、傷ついた家族への包括的な支援をしている、認定NPO法人抱樸(=ほうぼく、奥田知志〔東八幡キリスト教会牧師〕代表)は全国の支援団体と協力し、クラウドファンディング「寄付が2倍:コロナ緊急 家や仕事を失う人をひとりにしない支援」を立ち上げた。

同プロジェクトでは、緊急の感染予防、生活支援とともに長期的な支援体制づくりも展望する。

緊急支援では、マスク、食料などの調達、ホテルなどの一時退避場所の確保、支援者の安全確保などを実施。

長期支援では、空き家などを活用した「支援付き住宅の確保、再出発に向けた、総合的な支援、全国の象徴となる地域の共生型モデル」の創造を目指す。

 同代表の奥田氏は、「コロナ禍はいずれ終息するでしょう。しかし、それは『コロナ以前にもどること』ではないと思います。この苦難を経たことで、いっそう人にやさしく希望に満ちた世界へとわたしたちは前進するのです」と述べる。

ハッシュタグ家から支えよう、を利用しての支援の輪を広げている。

離れていても、心は寄り添えます。家にいても支えられます。誰ひとり取り残さない社会を一緒につくっていきましょう」と呼びかける。

クラウドファンディングサイト

https://readyfor.jp/projects/covid19-houboku

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