東京基督教大学(TCU)は創立30周年記念イベントを、新型コロナウイルス感染防止対策に対応し、オンラインで11月3日に開催した。ユーチューブで配信し、アーカイブ視聴も可能だ。後半は年代ごとの同窓会をZoomを使って開いた。

式典では説教を下川友也氏(元東京基督神学校校長・五十嵐キリスト教会代務牧師)が「未完成交響曲」と題し、詩篇119篇を基調に聖書の人物たちの人生を振り返り、「神様が私たちの人生を完成することをのぞみ置きたい」と勧めた。

記念講演は湊晶子氏(東京基督教大学名誉教授・広島女学院大学学長)。「日本のキリスト教主義大学が必要とする『人格教育』の担い手」と題し、東京基督教大学設立に尽力した経験、その後の東京女子大学、広島女学院での教育実践などを紹介し、キリスト教学校で聖書的人格論を発信する必要性を語った。卒業生の賛美グループのLYREが賛美し、TCU創立30周年記念ソングを披露した。

また「破れ口に立つ」をテーマにした卒業生によるシンポジウムでは、中西殉子(結婚相談ミニストリー「リベカ」代表)、高木誠一(株式会社教文館 編集者)、クリスティアン・トリーベル(関西学院大学講師)、林義亜(NPO法人 ホッとスペース中原 職員)、浜岡みのり(高校生聖書伝道協会 hi-b.a.スタッフ)の各氏が働きを紹介した。

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