落ち着いた感じのカフェ
タコライス

「錆」アーティストの関戸望さん(日基教団・坂城栄光教会員)=6月7日号アーティスト特集で既報=は10月31日、ギャラリーとカフェが一体となった「SEKIDO錆作所(せいさくしょ)を、長野県上田市常磐城にオープンした。以下は関戸さんのレポート。

SEKIDO錆作所は、JR上田駅から車で約10分ほどの場所にあります。運営は2人でしています。一人は私。錆を使って絵を描くクリスチャンアーティストで、京都の美術大学卒業後、神奈川を拠点に活動を続け、2017年から地元長野県に拠点を移し活動しています。
もう一人は馬橋亮(うまはしりょう)さん。主に東京・神奈川をメインに大手CDショップチェーンで勤め、店長、スーパーバイザーを経て18年に夫婦で長野県へ移住しました。
SEKIDO錆作所のギャラリーでは、私が制作した錆の芸術作品を展示しています。カフェでは、タコライスや、コーヒー、スイーツなどを提供。グッズの販売もあり、作品を見ながらゆっくり食事やドリンクを飲め、雑貨やファッションアイテムを手に取って楽しめます。
馬橋さんとは、上田市内の同じ職場で知り合いました。もともと自分のギャラリーを持ちたいという思いのあった私が馬橋さんに相談したことがきっかけで、タコライス屋を開きたいという彼の夢と重なり、一つの場所を作ることになりました。
条件的に合うだけでなく、2人で話し合う中で「錆」というモチーフが語るコンセプトもお互い共感するものがあることに気付きました。それは「錆と言えば、ただ朽ちていくものだと思われがちだが、その自然な時間の流れを受け入れる(作品として作り変え磨く)ことで、老いが深みに変わる。時間の経過に豊かさと美しさが生まれていく」というものです。そんなコンセプトをSEKIDO錆作所の構想段階から大切にしてきました。

それをダイレクトに表現した錆作品も、こだわり素材を使ったタコライスも、錆の持つメッセージを感じていただくために、SEKIDO錆作所全体を通して様々な仕掛けを用意しております。一度足を運んで味わっていただければ幸いです。
【SEKIDO錆作所】
〒386- 0027長野県上田市常磐城4丁目1657ノ1A、

Instagram/sekido.seisakusyo

Eメールsekidoseisakusyo@gmail.com

Tel0268・75・4412。

SEKIDO錆作所外観
店内では錆作品を展示している
右から馬橋さん、関戸さん、馬橋さんの妻