「パンデミックの世界への希望」テーマにラム氏 「クリスチャンの希望は必ず実現します」 「第60回日本ケズィック・コンベンション」オンライン開催

第60回日本ケズィックコンベンションが2月24日から27日まで、オンラインで開催された。24日には、イギリスケズィックコンベンション前CEOのジョナサン・ラム氏によるバイブルリーディングⅠが行われ、Ⅰペテロ1章1~9節から、「パンデミックの世界への希望」をテーマにメッセージをした。
以下はメッセージの要約。
──新型コロナウイルスの世界的感染は、私たちに将来に対する大きな不安を引き起こしました。最も重要なことは、私たちが死の現実をより鮮明に経験したということです。今回の危機は、人々がこれまですでに感じていた人間の生命と将来への恐れや不安を、さらに増し加えたように思います。今や誰もが、世界的な不確実性と不安を感じています。
人は本当の希望が感じられない時、薬物やアルコール、占いや迷信など、あらゆるもので心を満たそうとします。私たちの将来への希望や恐れは、私たちの現在に大きな影響を与えます。希望は単に未来についてのものではなく、私たちの人生そのものだと言えます。
ペテロは、希望がクリスチャンの信仰の中心にあることを知っていました。ペテロの時代にクリスチャンになることは、当時の社会では不安と困難に直面することでしたが、ペテロは手紙を通して、確かな希望があることを知っていれば、現在の生活がどれほど厳しく不安であっても、喜びと自信を持って生きられると、人々を励ましたのです。

オンラインを通じてメッセージをするジョナサン・ラム氏

クリスチャンの希望は必ず実現します。100%の保証付きです。それは、その希望がすでに起こった出来事に基づいているからです。3節に「イエス・キリストが死者の中からよみがえられたことによって」とあるように、ペテロはこれを神学的な真理としてだけでなく、彼自身の人生を変えた出来事として知っていました。彼はイエスが勝利したことによって、神がすべてのことを新しくするということに気づきました。その神の働きは、イエスを信じるすべての人に約束されています。私たちの永遠に続く新しい人生は、イエスの復活によって完全に保証されています。これほど確実なものはありません。
私たちの希望はキリストの復活に基づいています。希望という土台があれば、私たちは楽しく人生を送ることができます。その希望は現在の困難に立ち向かう助けになります。あらゆる悲しみや圧力に押しつぶされそうになっても、神は私たちを守ると約束しておられます。今、私たちは主と共に生きる中で、神のみこころのために、他の人々の幸福のために日々心を込めて働き、天国の喜びを、希望を持って待ち望もうではありませんか。──
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そのほか、24日の聖会Ⅰは山崎忍氏(ウェスレアン・浅草橋教会主任牧師)、25日のバイブルリーディングⅡはロジャー・ウィルモア氏(米国南部バプテスト教会牧師)、聖会Ⅱは小西直也氏(北本福音教会牧師)、26日のバイブルリーデングはロバート・カンビル氏(世界聖書協会連盟総主事)、聖会Ⅲは錦織寛氏(ホーリネス・東京中央教会牧師)、27の青年宣教大会Ⅰ、Ⅱは大嶋重徳氏(鳩ケ谷福音自由教会牧師)がメッセージをした。
第60回のメッセージは日本ケズィックコンベンションのウェブサイト(URL https://keswick.jimdosite.com/)の「2021年大会」から視聴できる。