【憲法特集】「女性は”わきまえる”べきなのか」「百万人の福音」6月号で特集

百万人の福音」6月号では特集「女性は〝わきまえる〟べきなのか」を掲載する。

冒頭では「焚き火相談室」連載中の大頭眞一さん(日本イエス・キリスト教団明野キリスト教会牧師)が、番外編として、豊田かなさん(塾講師・牧師の妻)、長下部美香さん(製造業人事部勤務・元伝道師)、黒田千恵さん(製造業勤務・元ダイバーシティ推進室室長)を交えて座談会を展開。「森氏発言」を口火に、職場、諸外国のジェンダー対応を比較し、教会での聖書の言葉のとらえ方について議論した。大頭さんの「セクハラとも取れる発言」についても取り扱い、かつては「愛想笑い」ですました事柄についても率直に気持ちを打ち明け、語り合った。

「聖書にも女性差別はあった!?」のタイトルで日本メノナイトブレザレン教団福音聖書神学校教務の南野浩則さんが、キリスト教史の観点で女性の立場を解説。具体的な聖句を挙げて、当時の社会背景から考察するとともに、現代の私たちが解釈、適用する際の注意点を語った。

日本バプテスト連盟でセクシュアル・ハラスメント防止・相談委員会委員を務め、東京女子大学キリスト教センターで宗教主事をする城倉由布子さんのインタビューでは、教会の中で起きた事例とともに、男女、教職と信徒間、年齢差、信徒歴などで生じるパワーバランスに注意を払い、教会が変わる可能性についてアドバイスする。

最後に一男三女の母であり牧師の上中光枝さん(日本ホーリネス教団旗の台教会、元住吉教会兼牧)が「互いに従い合う」のタイトルで聖書メッセージした。聖書が語る「パートナーシップ」が時代を超えて訴えるメッセージとなっていることを解き明かした。